蛇を打つには頭を打て
読み方
へび を うつ には あたま を うて意味
問題や敵に対処するときは、枝葉や末端を攻めるのではなく、最も重要な急所・根本・中心人物をまず押さえるべきだというたとえ。蛇を退治するなら、動きを止めるために頭を打つのが効果的であることからいう。由来
正確な初出や成立年は未詳。蛇を退治する際、胴体ではなく急所である頭を打つのが有効だという生活上の知恵から生まれた比喩と考えられる。近世(江戸時代)以降のことわざ集・辞書類に見られる表現。備考
やや硬い表現で、政治・組織運営・問題解決の文脈で使われやすい。人を「蛇」にたとえるため、直接相手に向けると攻撃的に響くことがある。例文
- 不正をなくすには末端の社員だけを処分しても足りない。蛇を打つには頭を打てで、指示した幹部を調べるべきだ。
- 売上低迷の原因は広告ではなく商品設計にある。蛇を打つには頭を打てというように、まず企画段階を見直そう。
- チームの雰囲気を乱している中心人物と話し合った。蛇を打つには頭を打てという判断だった。
- 迷惑メール対策は送信元のサーバーを止めるのが早い。蛇を打つには頭を打てだ。
- 彼は小さなミスを責めるより、業務フローそのものを変えた。まさに蛇を打つには頭を打てである。
類義語
- 賊を捕らうには先ず王を捕らえよ
- 将を射んと欲すれば先ず馬を射よ
- 根本を断つ
- 急所を突く
- 元を断つ
対義語
- 枝葉末節にこだわる
- 木を見て森を見ず
- 小事に拘泥して大事を失う