蛇の生殺しは人を噛む
読み方
へび の なまごろし は ひと を かむ意味
害をなすものや敵対する相手を中途半端に処理して放置すると、あとで反撃されたり災いを招いたりするという意味。問題は完全に解決しなければ、かえって危険が大きくなるという戒め。由来
半殺しの蛇はまだ力が残っており、人に噛みつくことがあるという実際の観察に基づくたとえ。成立時期は不詳だが、江戸時代以降のことわざ集・俗諺として広まったと考えられる。備考
現代では「蛇の生殺し」だけで「中途半端に苦しめる」の意味にも使う。全文はやや硬く、教訓的・比喩的な文脈で用いられる。例文
- 不正を見つけたのに注意だけで済ませたら、蛇の生殺しは人を噛むで、後に大問題になった。
- 競合会社への対応を曖昧にしたままでは、蛇の生殺しは人を噛むことになりかねない。
- いじめの加害者を中途半端に処分すると、蛇の生殺しは人を噛むように再発する恐れがある。
- 古いシステムの欠陥を応急処置だけで放置した結果、蛇の生殺しは人を噛むと言わんばかりに障害が起きた。
- 彼との対立をなあなあで終わらせるのは危険だ。蛇の生殺しは人を噛むというから、きちんと決着をつけよう。
類義語
- 獅子身中の虫
- 後患を残す
- 禍根を残す
- 火種を残す
- 情けが仇
対義語
- 禍根を断つ
- 根を断って葉を枯らす