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葉公竜を好む

読み方

しょうこう りゅう を このむ

意味

表面上は大いに好きだ、関心があると言っていながら、実物や本質に接すると恐れたり嫌ったりすること。転じて、口先だけで愛好・理解しているように見せ、実際にはそれを本当に好んでいない態度をいう。

由来

中国の故事に由来する。前漢末、劉向が編んだ『新序』雑事に見える話で、楚の葉公が竜の絵や彫刻を好んで家中に飾っていたところ、本物の竜が訪れると驚いて逃げたという。成立は紀元前1世紀頃とされる。

備考

「葉公」は中国・楚の人物名。日常会話ではやや硬く、文章語・評論調で用いられる。「葉公、竜を好む」と読点を入れて書くことも多い。

例文

  • 彼は古典文学が好きだと言うが、原文を一ページも読んだことがなく、まさに葉公竜を好むだ。
  • 環境保護を掲げながら不必要な廃棄を続ける会社の姿勢は、葉公竜を好むと言われても仕方がない。
  • 起業に憧れているだけで、実際のリスクや資金繰りの話になると逃げ腰になるのは葉公竜を好むようなものだ。
  • 彼女は海外勤務を望んでいたが、いざ辞令が出ると不安で辞退してしまい、葉公竜を好む結果になった。
  • 最新技術を歓迎すると言いながら、導入の段階で強く反対する管理職には、葉公竜を好むという言葉がぴったりだ。

類義語

  • 口先だけ
  • 見せかけだけ
  • 名ばかり
  • 看板に偽りあり
  • 羊頭狗肉

対義語

  • 好きこそ物の上手なれ
  • 名実相伴う
  • 有言実行

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