草を打って蛇を驚かす
読み方
くさ を うって へび を おどろかす意味
不用意な行動やささいな働きかけによって、隠れていた相手や問題を刺激し、警戒させたり思わぬ結果を招いたりすること。また、ある人を戒めるために、関係のある別の人を罰して間接的に注意を促すことのたとえ。由来
中国の成語「打草驚蛇」に由来する。草むらを打つと、そこに潜む蛇が驚いて動き出すことから生まれた表現。北宋時代(10〜11世紀)に成立した鄭文宝『南唐近事』に、役人への告発が別の悪人を動揺させた故事として見える。日本への伝来時期は明確には不明。備考
日常会話ではやや古風で硬い表現。現代では「相手に気づかせてしまう」の意味で使われることが多く、四字熟語「打草驚蛇」とも対応する。例文
- 捜査情報を早く公表しすぎると、草を打って蛇を驚かすことになり、犯人に逃げられてしまう。
- 社内調査の前に関係部署へ聞き込みを始めたため、草を打って蛇を驚かす結果となり、資料が処分された。
- 軽い注意のつもりだったが、黒幕が急に動き出したので、まさに草を打って蛇を驚かす形になった。
- 不正の証拠を集めるまでは、関係者に気づかれないようにしよう。草を打って蛇を驚かしてはいけない。
- 兄を直接叱らず弟を罰した父のやり方は、草を打って蛇を驚かすような戒め方だった。
類義語
- 藪をつついて蛇を出す
- 藪蛇
- 寝た子を起こす
- 打草驚蛇