茶碗を投げれば綿で抱えよ
読み方
ちゃわん を なげれば わた で かかえよ意味
相手が強く出たり怒ったりしてきたときは、こちらも強く応じて争うのではなく、やわらかく穏やかに受け止めるのがよいという教え。硬い茶碗を投げられても、綿で包むように受ければ壊れにくいことにたとえる。由来
硬く割れやすい茶碗を投げられた場合、硬い物で受けると割れるが、綿のような柔らかい物で受ければ衝撃を和らげられる、という生活上の比喩から生まれたことわざ。成立時期は不詳だが、近世(江戸時代)以降のことわざ資料に見られる古い表現と考えられる。備考
古風でやや硬い表現。日常会話ではあまり頻繁には使われず、教訓的に「穏やかに受け流すべきだ」と説く場面で用いられる。例文
- 上司が怒鳴ってきたが、茶碗を投げれば綿で抱えよと思い、まずは静かに事情を聞いた。
- 取引先の強い要求に感情的に反論せず、茶碗を投げれば綿で抱えよの姿勢で交渉を続けた。
- 兄弟げんかになりそうだったので、母は「茶碗を投げれば綿で抱えよ」と言って、兄をなだめた。
- ネットで批判されたときこそ、茶碗を投げれば綿で抱えよで、丁寧に返事をしたほうがよい。
- 彼女は相手の無礼な態度にも腹を立てず、茶碗を投げれば綿で抱えよを実践して場を収めた。
類義語
- 柔よく剛を制す
- 柳に風
- 負けるが勝ち
- 堪忍は一生の宝
- 怒れる拳笑顔に当たらず
対義語
- 売り言葉に買い言葉
- 目には目を歯には歯を
- 火に油を注ぐ