芸術は長く人生は短し
読み方
げいじゅつ は ながく じんせい は みじかし意味
人間の一生は短いが、芸術・技術・学問を究めるには長い時間が必要であり、その成果は人の寿命を超えて後世に残る、という意味。限られた人生の中で、学びや創作に真剣に取り組むべきだという戒めとしても使われる。由来
古代ギリシアの医師ヒポクラテスに帰される『箴言』冒頭の句「人生は短く、術は長い」に由来する。成立は紀元前5〜4世紀ごろとされるが厳密な年は不明。後にラテン語「Ars longa, vita brevis」として広まり、日本では明治以降に西洋の格言として訳され定着した。備考
西洋由来の格言。ここでの「芸術」は美術だけでなく、技術・学問・専門のわざ全般を含む。文語調で、日常会話より文章・講演で用いられやすい。例文
- 絵を始めて十年たつが、まだ入口に立っただけだと感じる。まさに芸術は長く人生は短しだ。
- 師匠は弟子たちに、芸術は長く人生は短しだから、一日一日の稽古をおろそかにするなと語った。
- 研究成果が世に出るまでには何十年もかかることがある。芸術は長く人生は短しという言葉が身にしみる。
- 彼女は晩年になっても新しい技法を学び続け、芸術は長く人生は短しを体現していた。
- 名作は作者の死後も人々に影響を与える。芸術は長く人生は短しとは、そういうことなのだろう。
類義語
- 術は長く人生は短し
- 人生は短く術は長し
- 少年老い易く学成り難し
- 光陰矢の如し