芸は道によって賢し
読み方
げい は みち によって かしこし意味
どんな技芸・仕事・学問にも、それぞれ専門の「道」があり、その道に通じた人は物事をよく知り、的確に判断できるということ。専門分野のことは専門家が最もよく理解している、また人は自分の専門では賢明である、という意味で用いる。由来
「芸」は技芸・技能、「道」はその分野の修業や専門領域を指す。特定の古典出典や成立年は不詳だが、近世以降のことわざ集に見られる表現で、江戸時代ごろには専門の道を尊重する教訓として広まっていたと考えられる。備考
やや古風で硬い言い回し。日常会話では「餅は餅屋」のほうが一般的。専門家を尊重する文脈で使うが、相手を素人扱いする響きに注意。例文
- 古い時計の修理は私には無理だ。芸は道によって賢しで、職人に任せよう。
- 彼女は普段は控えめだが、茶道の話になると説明が実に的確だ。芸は道によって賢しとはこのことだ。
- 素人が口を出すより、現場の整備士に聞くべきだよ。芸は道によって賢しだ。
- 同じ料理でも、魚の扱いは板前に任せると仕上がりが違う。まさに芸は道によって賢しだね。
- 新しいシステムの不具合については、営業部だけで判断せず技術者に相談しよう。芸は道によって賢しというから。
類義語
- 餅は餅屋
- 蛇の道は蛇
- 海のことは漁師に問え
- その道はその道の人に聞け
対義語
- 門外漢
- 素人判断
- 下手の横好き