花一時人一盛り
読み方
はな いっとき ひと ひとさかり意味
花が美しく咲く時期は短く、人にも若さや勢いが最も充実する時期は一度しかなく、長くは続かないということ。転じて、若さ・美貌・人気・繁栄などの盛りははかないものだから、その時を大切にすべきだという戒めにも用いられる。由来
花の盛りが短いことを、人の若さや栄華の短さにたとえた日本の俗諺。特定の作者や初出は不詳で、成立年も不明。少なくとも近世以降、日常の教訓として口承・諺集などで広まった表現と考えられる。備考
やや古風で文学的な響きがある。人の美貌や若さに言う場合は、相手を傷つけないよう文脈に注意する。例文
- 若いころの人気にあぐらをかいてはいけない。花一時人一盛りというように、努力を続けてこそ長く活躍できる。
- 祖母は写真を見ながら、花一時人一盛りだから、青春を悔いなく過ごしなさいと言った。
- あの店も開店当初は行列ができたが、花一時人一盛りで、今は常連客を大切にする工夫が必要だ。
- モデルとして注目されている今こそ勉強もしておきたい。花一時人一盛りで、人気だけに頼るのは危うい。
- 桜の下で、花一時人一盛りという言葉を思い出し、今の仲間との時間を大切にしようと思った。
類義語
- 花の命は短い
- 盛者必衰
- 栄枯盛衰
- 月に叢雲、花に風
- 人盛り花盛り
対義語
- 老いてますます盛ん
- 老当益壮
- 大器晩成