花に嵐
読み方
はな に あらし意味
美しく咲いた花が嵐で散ってしまうように、よいこと・楽しいこと・美しいものには、とかく邪魔や災いが起こりやすく、長くは続きにくいというたとえ。幸福や好機のはかなさをいう。由来
満開の花が風雨や嵐で散らされる自然の情景から生まれたたとえ。近い表現「月に叢雲、花に風」は江戸時代の俳諧・俗語表現にも見られる。「花に嵐」の形は、井伏鱒二が唐代の詩「勧酒」を翻案した訳詩(1930年代)で広く知られるようになったが、成立の正確な時期は不詳。備考
単独でも使うが、「月に叢雲、花に風」と並べる形も有名。井伏鱒二の「サヨナラだけが人生だ」と結びつけて語られることも多い。例文
- せっかくの花見だったのに急な大雨で中止とは、まさに花に嵐だ。
- 新商品が好評を得た矢先に原材料不足が起き、花に嵐の展開となった。
- 二人の結婚話がまとまりかけたところで転勤が決まり、花に嵐とはこのことだ。
- 長年の努力が実って優勝目前だったが、主力選手のけがで花に嵐となった。
- 楽しい旅行の最終日に財布をなくすなんて、花に嵐で忘れられない思い出になった。
類義語
- 月に叢雲花に風
- 好事魔多し
- 佳人薄命
- 盛者必衰
対義語
- 順風満帆
- 万事順調
- とんとん拍子