良弓は張り難く良馬は乗り難し
読み方
りょうきゅう は はりがたく りょうば は のりがたし意味
優れた弓は強くて張るのが難しく、優れた馬は気性が激しくて乗りこなすのが難しい。そこから、優れた人材や高い能力をもつものほど扱いが難しいが、うまく用いれば大きな力を発揮する、というたとえ。由来
中国戦国時代の思想書『墨子』親士篇に見える「良弓難張、然可以及高入深。良馬難乗、然可以任重致遠」に由来するとされる。成立はおおむね紀元前5〜前3世紀ごろで、正確な成立年は不明。備考
漢文訓読調のやや硬い表現。人材評価や指導論で使われることが多く、単に「扱いにくい」と非難するより、能力の高さを含意する。例文
- 彼は気難しいが実力は抜群だ。まさに良弓は張り難く良馬は乗り難しで、任せ方さえ間違えなければ大きな成果を出す。
- 新しい研究者は扱いにくいと評判だが、良弓は張り難く良馬は乗り難しというから、長所を生かせる環境を整えたい。
- あのエンジニアは指示通りには動かないが、難題を解く力は誰よりもある。良弓は張り難く良馬は乗り難しだ。
- 名馬ほど乗りこなすには技量が要る。良弓は張り難く良馬は乗り難しで、優秀な部下にも相応のマネジメントが必要だ。
- この道具は初心者には扱いづらいが、熟練者が使えば最高の性能を発揮する。良弓は張り難く良馬は乗り難しと言えるだろう。
類義語
- 良薬は口に苦し
- 大器晩成
- 名馬に癖あり
- 才子才に倒れる
対義語
- 駑馬に鞭打つ
- 凡才は使いやすい