良将は兵を選ばず
読み方
りょうしょう は へい を えらばず意味
すぐれた将軍は兵士の優劣や条件にこだわらず、それぞれの力を生かして勝利に導くという意味。転じて、有能な指導者や実力のある人は、部下・道具・環境の不足を言い訳にせず、与えられた人材や条件をうまく使いこなすことをいう。由来
中国の兵法・軍学に通じる発想から生まれた成句とされるが、特定の古典本文や成立年は未詳。日本では軍学や処世訓の文脈で用いられ、少なくとも近世以降に広まったと考えられる。正確な初出年代は不明。備考
現代ではビジネスやスポーツで比喩的に使うことが多い。軍事由来の語感があり、相手によっては上下関係を強く感じさせる場合がある。例文
- 良将は兵を選ばずというが、彼は経験の浅いメンバーだけで新規事業を成功させた。
- 人材が足りないと嘆く前に、良将は兵を選ばずの精神で、今いる社員の長所を生かすべきだ。
- 監督は控え選手を巧みに起用して優勝し、まさに良将は兵を選ばずを地で行った。
- 部下の能力ばかり責める上司に、先輩は「良将は兵を選ばずだよ」と静かに諭した。
- 新任店長はアルバイト一人一人の得意分野を見抜き、良将は兵を選ばずだと評判になった。
類義語
- 弘法筆を選ばず
- 良工は材を選ばず
- 名人は道具を選ばず
対義語
- 下手の道具調べ
- 下手の道具選び