良い酒には看板いらぬ
読み方
よい さけ には かんばん いらぬ意味
品質のよい酒は、店先に大きな看板を出して宣伝しなくても、味のよさが評判となって自然に客が集まるということ。転じて、本当に価値のある物や実力のある人は、派手に宣伝しなくても世間に認められる、という意味。由来
酒屋が店先に掲げる「看板」をたとえにした日本のことわざ。よい酒は飲んだ人の口コミで評判が広がるため、看板による宣伝は不要だという商いの経験から生まれた。成立時期は不明だが、酒屋・看板文化が発達した江戸時代以降に広まった表現と考えられる。備考
商売や作品評価でよく使う。広告を否定するより、「本質的な品質や実力が評判を呼ぶ」という肯定的な文脈で用いられる。例文
- あの小さな店は広告を出していないのに毎日満席だ。まさに良い酒には看板いらぬだね。
- 彼の作品は派手な宣伝なしで口コミだけで売れた。良い酒には看板いらぬということだ。
- 本当に使いやすい道具なら、良い酒には看板いらぬで自然に評判になる。
- 新商品の宣伝費を抑えて品質改良に回すべきだ。良い酒には看板いらぬとも言うからね。
- あの職人は名刺もホームページも持たないが、依頼が絶えない。良い酒には看板いらぬの好例だ。
類義語
- 桃李言わざれども下自ずから蹊を成す
- 良い品は宣伝いらず
- 名声は自然に広まる
対義語
- 羊頭狗肉
- 看板倒れ
- 羊頭を掲げて狗肉を売る