舟に車を求む
読み方
ふね に くるま を もとむ意味
舟の中で車を探すように、その場所・相手・条件に合わないものを求めても得られないこと。求める対象や方法を誤った、見当違いの要求・期待をするたとえ。由来
「舟」と「車」という用途も場所も異なるものを対比し、舟の中に車を求める不合理さをたとえた成句。中国古典由来の故事成語風の表現とされるが、特定の典拠や成立年は未詳。日本では文語的な訓読調のことわざとして用いられてきた。備考
文語的で硬い表現。日常会話では「見当違い」「無理な要求」のほうが自然な場合が多い。文章・評論・教訓的な文脈で使われやすい。例文
- 経験のない新人に社運を左右する交渉を一人で任せるのは、舟に車を求むようなものだ。
- その古いパソコンに最新ゲームの快適な動作を期待するなんて、舟に車を求むだよ。
- 専門外の医師に法律相談の結論まで求めるのは、舟に車を求むと言わざるを得ない。
- 予算をまったく出さずに最高品質の広告を作れというのは、舟に車を求むような要求だ。
- 砂漠で新鮮な魚をすぐ手に入れようとするのは、まさに舟に車を求むである。
類義語
- 木に縁りて魚を求む
- 畑に蛤
- ない物ねだり
- 見当違い
- 筋違い
対義語
- 適材適所
- 餅は餅屋
- 所を得る