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自ら反みて縮くんば千万人といえども吾往かん

読み方

みずから かえりみて なおくんば せんまんにん と いえども われ ゆかん

意味

自分の行いを振り返って、道理や正義にかなっていると確信できるなら、相手が千万人もの大勢であっても恐れずに進む、という意味。良心に照らして正しいと信じることは、圧力や多数派に屈せず堂々と実行すべきだという教え。

由来

中国の古典『孟子』公孫丑上に見える「自反而縮、雖千萬人、吾往矣」に由来する故事成語。孟子が「勇」や「浩然の気」を説く中で述べた言葉とされる。成立は戦国時代の紀元前4〜3世紀ごろと考えられるが、正確な編纂年は不明。

備考

漢文訓読調の硬い表現で、日常会話ではまれ。演説・随筆・訓示などで、信念や正義を貫く姿勢を格調高く述べる際に用いられる。

例文

  • 社内で反対が多くても、法令遵守のためなら、自ら反みて縮くんば千万人といえども吾往かんの覚悟で意見を述べるべきだ。
  • 彼は不正を見逃さず、自ら反みて縮くんば千万人といえども吾往かんとばかりに告発に踏み切った。
  • 研究結果が常識に反していても、データが正しいなら自ら反みて縮くんば千万人といえども吾往かんという姿勢が必要だ。
  • 少数派の提案だからといって退けるのではなく、自ら反みて縮くんば千万人といえども吾往かんの精神で議論したい。
  • 先生は卒業式で、自ら反みて縮くんば千万人といえども吾往かん、正しいと思う道を恐れず進みなさいと語った。

類義語

  • 義を見てせざるは勇なきなり
  • 正義は力なり
  • 信念を貫く
  • 我が道を行く

対義語

  • 長い物には巻かれろ
  • 泣く子と地頭には勝てぬ
  • 寄らば大樹の陰
  • 衆寡敵せず

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