聞けば気の毒見れば目の毒
読み方
きけば きのどく みれば めのどく意味
話だけ聞くと相手を気の毒に思って心が痛み、実際に見ると欲望や同情などを刺激されて心の害になる、ということ。余計なことは聞いたり見たりしないほうが平穏でよい、という戒めとして使われる。由来
正確な成立年代や出典は不詳。近世以降の口語的な言い回しと考えられ、「気の毒」と「目の毒」という語呂のよい対句で、聞くこと・見ることが心に及ぼす害を並べたもの。江戸時代の庶民的表現に由来する可能性があるが、確証はない。備考
やや古風な表現。単に「かわいそう」という意味だけでなく、「見ると欲しくなる・心を乱される」という含みがある。例文
- 高級時計の新作発表会なんて、聞けば気の毒見れば目の毒で、行けば欲しくなるに決まっている。
- 被災地の詳しい状況は、聞けば気の毒見れば目の毒で、ただ同情するだけでなく支援を考えたい。
- ダイエット中にケーキ屋の前を通るのは、まさに聞けば気の毒見れば目の毒だ。
- 友人の苦労話を聞くだけでもつらいのに、実際の生活を見ると、聞けば気の毒見れば目の毒という気持ちになる。
- セールの案内は聞けば気の毒見れば目の毒だから、今月は広告を見ないようにしている。
類義語
- 見ぬが仏
- 知らぬが仏
- 見れば欲しくなる
- 目の毒
対義語
- 百聞は一見に如かず
- 見ぬ物清し
- 知らぬが仏