義理を欠いても年を欠くな
読み方
ぎり を かいても とし を かくな意味
ふだんの付き合いで多少の義理を欠くことがあっても、年始の挨拶や年賀の礼だけは欠かしてはいけない、という意味。年の初めの礼儀は人間関係を保つうえで特に大切だという教え。由来
「年」は年齢ではなく、年始・年賀の礼を指すとされる。年頭に親類・知人・得意先などへ挨拶回りをする習慣から生まれたことわざ。成立時期は不詳だが、年始回りが社会的儀礼として重んじられた江戸時代以降に広まったと考えられる。備考
現代では年賀状・年始メール・取引先への新年挨拶などに使える。やや古風で、礼儀や人付き合いを重んじる文脈に向く。例文
- 忙しくて親戚付き合いが薄くなっても、義理を欠いても年を欠くなというから、年賀状だけは出している。
- 取引先への新年の挨拶を忘れないように。義理を欠いても年を欠くなだよ。
- 普段はなかなか顔を出せないが、正月には必ず実家へ行く。まさに義理を欠いても年を欠くなである。
- 先輩に年賀のメールを送ったら喜ばれた。義理を欠いても年を欠くなという言葉の大切さを感じた。
- 町内会の行事には参加できなくても、新年の挨拶だけはする。義理を欠いても年を欠くなという昔からの教えだ。
類義語
- 年始の礼は欠くべからず
- 年賀の挨拶は欠かすな
- 一年の計は元旦にあり
対義語
- 礼儀を欠く
- 年始を怠る