羊頭を掲げて狗肉を売る
読み方
ようとう を かかげて くにく を うる意味
立派な羊の頭を店先に掲げながら、実際には粗末な犬の肉を売るという意味から、見せかけや宣伝は立派だが、実際の中身が伴わないこと。外見や名目で人を信用させ、実態はそれと違うという、欺瞞的な商売・行為を批判していう。由来
中国の故事成語に由来する。似た発想は『晏子春秋』(戦国末期〜漢代頃成立とされる)にも見られ、現在の「羊頭を掲げて狗肉を売る」に近い形は、宋代の禅書『無門関』(1228年成立)などに見える。日本では漢文訓読を通じて広まった。備考
「狗肉」は犬の肉の意で、現代では比喩としてのみ用いる。硬い表現で、日常会話より批評・報道・ビジネス批判で使われやすい。四字熟語形は「羊頭狗肉」。例文
- 高級素材を使っていると宣伝していたのに、実際は安物ばかりで、まさに羊頭を掲げて狗肉を売る商法だ。
- 地域密着を掲げながら、利益だけを優先するその会社の姿勢は、羊頭を掲げて狗肉を売るようなものだ。
- 有名講師の授業と聞いて申し込んだが、動画を流すだけで、羊頭を掲げて狗肉を売るとはこのことだと思った。
- 環境にやさしい商品とうたっているが、製造過程は環境負荷が高く、羊頭を掲げて狗肉を売る宣伝になっている。
- 改革を看板にして当選したのに何もしない政治家は、羊頭を掲げて狗肉を売ると批判されても仕方がない。
類義語
- 羊頭狗肉
- 看板に偽りあり
- 名ばかり
- 名実相伴わず
- 看板倒れ
- 掛け声倒れ
対義語
- 看板に偽りなし
- 名実一体
- 言行一致