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罪の疑わしきは軽くし功の疑わしきは重くす

読み方

つみ の うたがわしき は かるくし こう の うたがわしき は おもくす

意味

罪があるかどうかはっきりしない場合は、処罰を軽くするか罰しない方向にし、功績があるかどうか判断に迷う場合は、できるだけ重く評価して賞するのがよい、という意味。人を裁いたり評価したりするときは、疑わしい点を厳罰・過小評価に用いず、寛大に扱うべきだという教え。

由来

中国古典『書経(尚書)』大禹謨に見える「罪疑惟軽、功疑惟重」に由来する故事成語。古代中国の聖王の政治理念として、刑罰は慎重に軽く、功績は寛大に重く見るべきだと説いたもの。成立年代は諸説あるが、『書経』の編纂・伝承はおおむね春秋戦国時代から漢代(紀元前5世紀〜紀元前2世紀ごろ)にかけてとされる。

備考

法律格言「疑わしきは罰せず」に近いが、こちらは功績を積極的に評価する面も含む。漢文訓読調で硬く、日常会話より文章・訓示向き。

例文

  • 証拠が十分でないなら、罪の疑わしきは軽くし功の疑わしきは重くすの精神で処分を見直すべきだ。
  • 部下の失敗を断定できない一方で努力の跡があるなら、罪の疑わしきは軽くし功の疑わしきは重くすという態度が望ましい。
  • 人事評価では、あいまいな落ち度を大きく扱うより、罪の疑わしきは軽くし功の疑わしきは重くすで、成果の可能性を評価したい。
  • 裁判の場だけでなく、学校の指導にも罪の疑わしきは軽くし功の疑わしきは重くすという考え方は生かせる。
  • 彼は管理職として、疑わしいミスは厳しく責めず、少しでも功績があれば認める、まさに罪の疑わしきは軽くし功の疑わしきは重くすを実践している。

類義語

  • 疑わしきは罰せず
  • 罪疑惟軽、功疑惟重
  • 疑罪従軽
  • 功疑惟重

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