網の目に風たまらず
読み方
あみのめ に かぜ たまらず意味
網の目では風をとどめられないように、物事が少しもたまらないこと、また、いくら働きかけても効果がなく無駄に終わることのたとえ。特に、金銭や成果などがすぐ失われて残らない場合に用いられる。由来
網の細かい目であっても風は通り抜け、そこにためておくことができないという身近な観察から生まれた比喩。具体的な初出年は不詳だが、近世以降の日本のことわざ・俚諺として伝わった表現とされる。備考
やや古風で文語的な響きがある。「風たまらず」は「風がたまらない」の意。日常会話より文章・解説で見かけやすい。例文
- 彼は給料日になるとすぐ散財してしまい、網の目に風たまらずで貯金がまったく増えない。
- どれだけ広告費をかけても商品に魅力がなければ、網の目に風たまらずで客は定着しない。
- 穴だらけの管理体制では、予算を増やしても網の目に風たまらずだ。
- 注意しても聞く気がない相手には、説教も網の目に風たまらずに終わってしまう。
- 壊れたバケツに水を入れるようなもので、この計画への追加投資は網の目に風たまらずだ。
類義語
- 笊で水を汲む
- 焼け石に水
- 糠に釘
- 豆腐に鎹
- 馬の耳に念仏
対義語
- 塵も積もれば山となる
- 涓滴岩を穿つ
- 積羽舟を沈む