米の飯より思し召し
読み方
こめ の めし より おぼしめし意味
生活に欠かせない米の飯よりも、人の好意・厚意・心遣いのほうがありがたい、という意味。物そのものの価値より、相手が自分を思ってくれる気持ちや、目上の人から受ける引き立てを重んじるたとえ。由来
成立年代は未詳。日本で米の飯が最も基本的でありがたい食物とされたことを背景に、「思し召し」(本来は貴人・目上の人の考えや御意、転じて厚意・好意)をそれ以上に尊いものとして対比した表現。少なくとも江戸時代以降のことわざ資料に見られる古風な言い回しとされる。備考
「思し召し」は古風な敬語表現で、現代会話ではやや硬く、ことわざとしての使用も少なめ。恩義・厚意への感謝を表す場面に向く。例文
- 高価な品ではないが、米の飯より思し召しで、わざわざ届けてくれた気持ちがうれしい。
- 社長が新人の私を気にかけてくれた。米の飯より思し召しとはこのことだ。
- お祝いの品は小さな花束だったが、米の飯より思し召しで、心のこもった手紙に感動した。
- 困っているときに先輩が声をかけてくれた。米の飯より思し召しで、その一言に救われた。
- 援助の金額より、忘れずに連絡をくれたことがありがたい。まさに米の飯より思し召しだ。
類義語
- 志は木の葉に包め
- 気は心
- 礼は薄くとも意は厚し
対義語
- 花より団子
- 色気より食い気