籠で水を汲む
読み方
かご で みず を くむ意味
すき間のある籠では水をすくってもすぐ漏れてしまうことから、どんなに努力しても成果が得られないこと、方法が根本的に間違っていて無駄骨に終わることのたとえ。実現不可能な手段で目的を果たそうとする場合にいう。由来
竹や草で編んだ籠は物を入れる道具だが、水を入れるには適さず漏れてしまう、という日常生活の観察に基づくたとえ。正確な成立年は不明。近世以前からあった比喩表現と考えられるが、文献上の初出や確定した由来は未詳。備考
「笊で水を汲む」ともいう。相手の努力そのものを否定する響きがあるため、助言では「方法を見直そう」など柔らかく補うとよい。例文
- 穴だらけの計画のまま資金を集めても、籠で水を汲むようなものだ。
- 基礎を学ばずに難問だけ解こうとするのは、籠で水を汲むに等しい。
- 情報が漏れている組織で秘密会議を重ねても、籠で水を汲む結果になる。
- 壊れたバケツを直さずに水を運ぼうとして、まさに籠で水を汲むような作業だった。
- 原因を調べないまま対策を増やしても、籠で水を汲むだけで効果は出ない。
類義語
- 笊で水を汲む
- 骨折り損のくたびれ儲け
- 徒労に終わる
- 焼け石に水
- 労多くして功少なし
対義語
- 為せば成る
- 石の上にも三年
- 努力は実を結ぶ