積羽舟を沈む
読み方
せきう ふね を しずむ意味
羽のように軽いものでも、たくさん積もれば舟を沈めるほどの重さになるということ。小さな力や些細なことでも、数が集まり積み重なれば大きな結果や重大な事態を招く、というたとえ。由来
中国の古典『戦国策』魏策に見える「積羽沈舟」に由来する故事成語。『戦国策』は戦国時代の遊説・策謀を集め、前漢末の劉向が紀元前1世紀ごろに整理・編纂したとされる。軽い羽も積もれば舟を沈めるという比喩から生まれた。備考
漢文訓読調の古風な表現で、日常会話ではまれ。「積羽沈舟」の形でも用いられる。良い蓄積にも悪い蓄積にも使えるが、警句として多い。例文
- 一人ひとりの寄付は少額でも、積羽舟を沈むで、被災地を支える大きな資金になった。
- 小さな不満を放置していると、積羽舟を沈むというように、やがて組織全体の問題になる。
- 毎日五分の勉強でも、積羽舟を沈むで、一年後には大きな差がつく。
- 軽い噂だと思っていたが、積羽舟を沈むで、広まり続ければ信用を失いかねない。
- 一件ごとのミスは些細でも、積羽舟を沈むで、積み重なれば重大な事故につながる。
類義語
- 塵も積もれば山となる
- 雨垂れ石を穿つ
- 積羽沈舟
- 群軽折軸
- 衆口金を鑠かす
対義語
- 蟷螂の斧
- 焼け石に水