積善の家には必ず余慶あり
読み方
せきぜん の いえ には かならず よけい あり意味
善行を積み重ねる家には、その本人だけでなく子孫や家族にまでよい報いが残るという意味。日々の善い行いは目に見えなくても、やがて幸福や繁栄となって返ってくるという教え。由来
中国の古典『易経』坤卦文言伝の「積善之家、必有餘慶」に由来する。『易経』は周代に卦辞が成立し、文言伝など十翼は戦国末〜前漢(紀元前3〜2世紀頃)に整えられたとされるが、厳密な成立年代は不明。日本への伝来時期も不詳。備考
教訓的・やや古風な表現。家庭や家系の徳をたたえる文脈で使われる。宗教的というより儒教的・倫理的な響きが強い。例文
- 祖父は困った人を黙って助け続けた。今、家族が多くの人に支えられているのを見ると、積善の家には必ず余慶ありだと思う。
- あの商店が何代も続いているのは、地域への奉仕を怠らなかったからだろう。まさに積善の家には必ず余慶ありだ。
- 寄付やボランティアを続ける両親を見て、子どもたちは積善の家には必ず余慶ありという言葉を自然に学んだ。
- すぐに利益にならなくても、誠実な仕事を積み重ねなさい。積善の家には必ず余慶ありというではないか。
- 先祖が築いた信用のおかげで新事業の協力者が集まった。積善の家には必ず余慶ありを実感した。
類義語
- 積善の家に余慶あり
- 積善余慶
- 善因善果
- 陰徳あれば陽報あり
対義語
- 積悪の家には必ず余殃あり
- 悪因悪果