稲妻は豊年の瑞
読み方
いなずま は ほうねん の しるし意味
稲妻が多く見られる年は、稲がよく実り豊作になる前ぶれだという意味。昔の人が、雷雨や稲光を農作物の生育に関係する吉兆としてとらえたことわざで、自然現象からその年の作柄を占う言い方。由来
成立年代は不詳。古くから日本の農耕社会では、雷や稲妻には稲を実らせる霊力があると考えられた。「稲妻」は本来「稲の夫・妻」と解され、稲を受胎させる存在と見なされたことに由来する。経験的にも、雷雨の多い夏は雨や養分に恵まれやすく、稲の生育に好条件となることがあったため、豊作の瑞兆として伝えられた。備考
農業・天候に関する古風なことわざ。日常会話ではあまり使われず、俳句・随筆・農村文化の説明などで見かける。実際の豊作を必ず保証する表現ではない。例文
- 今年は夏の稲妻が多いから、祖父は「稲妻は豊年の瑞だ」と期待している。
- 激しい雷雨に驚いたが、農家の人は稲妻は豊年の瑞と言って喜んでいた。
- 昔の村人は、夜空に走る稲光を見て、稲妻は豊年の瑞だと作柄を占った。
- 科学的な説明は別として、稲妻は豊年の瑞という言葉には農耕文化の知恵が残っている。
- 台風は困るが、適度な夕立と稲妻なら、稲妻は豊年の瑞と前向きに受け止めたい。
類義語
- 稲妻は豊年の兆し
- 雷は豊年の兆し
- 雷の多い年は豊年
- 稲光は豊年の瑞