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種茄子を食う

読み方

たねなす を くう

意味

翌年の作付けに残しておくべき種取り用の茄子まで食べてしまうことから、将来のために残すべき元手・資金・蓄えを目先の必要や欲望のために使い果たすこと。先を考えず、生活や事業の基盤まで失うたとえ。

由来

「種茄子」は、翌年まく種を取るために食用にせず残しておく茄子のこと。それを食べれば次の栽培ができなくなるため、将来の元手まで消費するたとえになった。成立年は不詳だが、農業生活に根ざした近世以前からの言い回しと考えられる。

備考

古風でやや硬い表現。日常会話では「元手を食いつぶす」「将来への備えまで使う」と言い換えると通じやすい。

例文

  • 不況だからといって研究開発費まで削るのは、種茄子を食うようなものだ。
  • 老後の資金にまで手をつけて遊興費に使うとは、まさに種茄子を食う行為だ。
  • 会社の設備更新費を全部配当に回せば、種茄子を食うことになりかねない。
  • 一時しのぎで教育費を削り続ける政策は、国全体が種茄子を食うような危うさを持つ。
  • 彼は商売の運転資金まで生活費に充ててしまい、種茄子を食う結果になった。

類義語

  • 種を食う
  • 種まで食う
  • 元手を食いつぶす
  • 食い潰す
  • 虎の子を使う

対義語

  • 備えあれば憂いなし
  • 転ばぬ先の杖
  • 蓄えを残す
  • 元手を残す

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