礼は往来を尚ぶ
読み方
れい は おうらい を たっとぶ意味
礼儀や好意は一方通行ではなく、互いに行き来することを尊ぶという意味。相手から受けた挨拶・贈り物・親切などには、こちらも相応の礼や返礼で応えるのが礼儀である、という教え。由来
古代中国の儒教経典『礼記』「曲礼上」にある「礼尚往来。往而不来、非礼也;来而不往、亦非礼也」に由来する。『礼記』は戦国時代から前漢期の礼に関する文献をまとめたもので、成立はおおむね紀元前1世紀ごろとされるが、厳密な成立年は不明。備考
やや古風・教訓的な表現で、日常会話より文章や改まった場面で使われやすい。贈答文化や挨拶の返礼を重んじる文脈と相性がよい。例文
- 招待してもらったのだから、次はこちらからも声をかけよう。礼は往来を尚ぶというものだ。
- お中元をいただいたままにせず、お礼状を出した。礼は往来を尚ぶからである。
- 近所の人が雪かきを手伝ってくれたので、後日こちらも庭仕事を手伝った。礼は往来を尚ぶという考えだ。
- 取引先から丁寧な対応を受けた以上、こちらも誠意をもって返すべきだ。礼は往来を尚ぶ。
- 彼は小さな親切にも必ず感謝を示す。礼は往来を尚ぶことをよく心得ている。
類義語
- 礼尚往来
- 持ちつ持たれつ
- 魚心あれば水心
- 好意には好意で報いる
- 情けは人の為ならず
対義語
- 恩を仇で返す
- 仇で恩を報ずる
- 無礼