磯際で船を破る
読み方
いそぎわ で ふね を やぶる意味
物事が成功・完成の目前まで進んでいながら、最後の段階で油断や不注意のために失敗してしまうこと。長い努力を重ねても、仕上げや締めくくりを誤ればすべてが台無しになるという戒め。由来
由来・初出の年代は不詳。航海を終えて岸の近くまで来た船が、磯の岩場で破損してしまう情景にたとえたもの。安全に着く直前ほど油断しやすいことから、成功目前の失敗を戒めることわざとして用いられるようになった。備考
現代の日常会話ではやや古風で、文章語・教訓的な文脈で使われやすい。「最後の詰めを誤るな」という戒めとして用いる。例文
- 契約書の最終確認を怠って条件を見落とすとは、まさに磯際で船を破るような失敗だ。
- 試験勉強を何か月も続けたのに、当日に受験票を忘れてしまっては磯際で船を破ることになる。
- 開発はほぼ終わっていたが、公開直前の確認不足で重大な不具合が出て、磯際で船を破ってしまった。
- ゴール前で気を抜いて逆転された選手を見て、監督は磯際で船を破るなと注意した。
- 交渉がまとまりかけている今こそ慎重に進めよう。ここで磯際で船を破ってはいけない。
類義語
- 九仞の功を一簣に虧く
- 画竜点睛を欠く
- 詰めが甘い
- 油断大敵
- 百日の説法屁一つ
対義語
- 有終の美を飾る
- 終わりよければすべてよし
- 大団円を迎える