相撲に勝って勝負に負ける
読み方
すもう に かって しょうぶ に まける意味
取り組みや試合の内容では相手を上回っていたのに、最終的な勝敗では負けること。転じて、過程・実力・議論の筋では優勢だったが、判定・結果・形式上の結論では敗れる場合にいう。由来
相撲の世界で、立ち合いからの攻めや体勢など「相撲の内容」では勝っていたのに、土俵際の逆転や勇み足などで「勝負」としては敗れることから生まれた表現。成立年は不詳だが、興行相撲が広く親しまれた江戸時代以降に広まった言い方と考えられる。備考
スポーツだけでなく、ビジネス・議論・選挙などにも使う。敗者を評価する含みがあり、結果より内容を重んじる場面で用いられる。例文
- 彼は終始攻め続けていたが、最後に反則を取られ、まさに相撲に勝って勝負に負けた形になった。
- プレゼンの内容はうちの会社が上だったのに、価格差で契約を逃し、相撲に勝って勝負に負ける結果となった。
- 試合全体を支配していたのは日本代表だったが、終了間際の一点で敗れ、相撲に勝って勝負に負けたと言える。
- 彼女の主張は論理的には正しかったが、多数決では否決され、相撲に勝って勝負に負けた。
- 品質では競合に勝っていたのに、知名度の差で売上が伸びず、相撲に勝って勝負に負ける悔しさを味わった。
類義語
- 内容で勝って結果で負ける
- 試合に負けて勝負に勝つ
- 判官びいきの負け
- 惜敗
- 善戦むなしく敗れる
対義語
- 勝てば官軍
- 終わりよければすべてよし
- 結果がすべて