盗人に鍵を預ける
読み方
ぬすびと に かぎ を あずける意味
信用してはいけない相手に、大切な物事や管理権を任せることのたとえ。危険人物に権限を与えれば、当然のように悪用されたり被害が大きくなったりする、という戒めを表す。由来
家や蔵を開ける「鍵」を、本来警戒すべき「盗人」に預けるという日常的なたとえから生まれた表現。特定の初出や成立年は不明だが、近世以降の日本のことわざ・たとえ表現として定着したと考えられる。備考
人を強く非難する響きがあるため、本人に直接使うと失礼になりやすい。比喩として、金銭・情報・権限の管理にも広く用いられる。例文
- 経理で不正をした人に再び金庫の管理を任せるなんて、盗人に鍵を預けるようなものだ。
- 機密情報を漏らした社員に新しいパスワードを知らせるのは、盗人に鍵を預ける行為だ。
- ギャンブル癖のある兄に家計を任せるのは、盗人に鍵を預けるに等しい。
- 詐欺まがいの営業をしていた会社に顧客名簿を渡すなんて、盗人に鍵を預けるようで危険だ。
- 前に備品を持ち帰った人を倉庫係にするとは、まさに盗人に鍵を預ける話だ。
類義語
- 猫に鰹節
- 猫に魚の番
- 盗人に蔵の番
対義語
- 餅は餅屋
- 適材適所