白髪は冥土の使い
読み方
しらが は めいど の つかい意味
白髪が生えることは、老いが進み、死に近づいているしるしだという意味。人は年を取れば誰でも死へ向かうという無常観を、白髪を「あの世からの使者」にたとえて表すことわざ。老いを自覚したり、人生のはかなさを述べたりするときに用いる。由来
成立年代は不詳。「冥土」は仏教語で死後の世界を指し、白髪をその世界から来た「使い」と見立てた表現。近世、少なくとも江戸時代ごろには、老い・死・無常を身近な身体変化に結びつける言い回しとして広まったと考えられる。表記は「白髪は冥途の使い」とも書く。備考
やや古風で、死を連想させるため相手に直接言うと失礼になりやすい。自嘲や冗談、老いへの感慨として使われることが多い。例文
- 鏡に増えた白髪を見て、祖父は「白髪は冥土の使いだな」と笑った。
- 若いころは気にしなかったが、白髪は冥土の使いと言うように、最近は老いを実感する。
- 母は白髪を染めながらも、「白髪は冥土の使いなんて言うけれど、まだまだ元気よ」と言った。
- 同窓会で互いの白髪を見つけ、白髪は冥土の使いだと冗談を言い合った。
- 白髪は冥土の使いと思えば、残りの時間を大切に生きようという気持ちになる。
類義語
- 門松は冥土の旅の一里塚
- 棺桶に片足を突っ込む
- 老い先短い
- 老境に入る
対義語
- 老いてますます盛ん
- 老当益壮
- 人生これから