疾風に勁草を知る
読み方
しっぷう に けいそう を しる意味
激しい風が吹いて初めて強い草が見分けられるように、困難や危機に直面して初めて、その人の本当の強さ・節操・能力・信頼できる人物かどうかが明らかになるというたとえ。由来
中国の史書『後漢書』王覇伝に見える「疾風知勁草」に由来する。後漢の光武帝(1世紀)が、苦難の中でも離れず従った王覇をたたえて言った故事とされる。『後漢書』自体は南朝宋の范曄により5世紀ごろ編纂された。備考
「勁草」は風雪に耐える強い草。硬い文章やスピーチで使われやすく、日常会話ではやや格式ばった表現。四字熟語形「疾風勁草」もよく用いられる。例文
- 会社が倒産の危機に陥ったとき、最後まで社員を守ろうとした社長の姿に、疾風に勁草を知るとはこのことだと思った。
- 平穏な時には分からなかったが、災害時の彼の冷静な判断を見て、疾風に勁草を知るという言葉を実感した。
- 不祥事の対応で逃げ出す人も多い中、責任を引き受けた彼女こそ、疾風に勁草を知るにふさわしい人物だ。
- 苦しい練習が続くほど、あの選手の粘り強さが際立つ。まさに疾風に勁草を知るだ。
- 景気が悪化してから、本当に顧客のことを考えている企業が見えてきた。疾風に勁草を知るというものだ。
類義語
- 疾風勁草
- 歳寒の松柏
- 歳寒くして松柏の後に凋むを知る
- 艱難汝を玉にす
- 苦難に人の真価が現れる
対義語
- 順境では人の真価は見えにくい