男女七歳にして席を同じゅうせず
読み方
だんじょ しちさい にして せき を おなじゅう せず意味
男の子と女の子は七歳になったら、同じ席に座らせないほど、男女の交際を厳しく区別すべきだという意味。儒教的な礼法・貞操観に基づく古い考え方を表すことわざで、現代では多くの場合、時代遅れな男女隔離の規範として言及される。由来
古代中国の礼制を記した儒教経典『礼記』「内則」の「七年、男女不同席、不共食」(七歳になれば男女は席を同じくせず、共に食べない)に由来する。『礼記』の成立は戦国末期から前漢頃、紀元前3〜前1世紀頃とされる。日本には儒教の受容とともに伝わり、特に江戸時代以降の道徳観の中で広く知られた。備考
現代では規範として肯定的に使うより、歴史的価値観や性別分離を批判的・説明的に述べる文脈が多い。使用時は差別的に響かないよう注意。例文
- 祖父は昔のしつけを語るとき、「男女七歳にして席を同じゅうせず」という言葉をよく引き合いに出した。
- 明治時代の学校制度を調べると、男女七歳にして席を同じゅうせずという考え方が教育にも影響していたことが分かる。
- 彼女は、男女七歳にして席を同じゅうせずなどという古い価値観では、現代の職場は成り立たないと主張した。
- この小説には、男女七歳にして席を同じゅうせずという道徳観に縛られた若者たちの葛藤が描かれている。
- 先生はことわざの授業で、男女七歳にして席を同じゅうせずは儒教的な礼法に由来する表現だと説明した。
類義語
- 男女授受親しくせず
- 内外有別
対義語
- 男女平等
- 男女同席
- 男女共学