男は裸百貫
読み方
おとこ は はだか ひゃっかん意味
男は、財産や地位や衣服を失っても、身体・気力・才覚さえあれば大きな価値があり、再出発して世の中を渡っていけるという意味。人間の本当の力は持ち物ではなく、その人自身にある、という励ましにも使われる。由来
「百貫」は昔の貨幣・重量の単位で、非常に大きな価値を表す語。男は裸の身一つでも百貫に値する、というたとえから生まれた。江戸時代の町人・庶民社会で広まったとされるが、正確な初出年は不明。備考
男性を前提にした古い言い方で、現代では性別役割を感じさせる場合がある。使う相手や場面に注意し、一般化するなら「人は身一つでも」などと言い換えられる。例文
- 会社を辞めて資金もほとんどないが、男は裸百貫という気持ちで起業に挑んだ。
- 父は、財産よりも腕に職をつけろ、男は裸百貫だとよく言っていた。
- 失敗して一文無しになっても、男は裸百貫、健康な体と経験があればやり直せる。
- 彼は地方から身一つで上京し、男は裸百貫を地で行くように努力して店を持った。
- 家も仕事も失った友人を励ますために、男は裸百貫、まだ君自身の力が残っていると言った。
類義語
- 裸一貫
- 身一つで立つ
- 腕一本で世を渡る
- 男は身一つ
対義語
- ない袖は振れぬ
- 貧すれば鈍する
- 馬子にも衣装