田畑売っても味噌買え
読み方
たはた を うっても みそ を かえ意味
味噌は日々の食生活に欠かせない大切な食品で、健康を保つためにも必要だから、たとえ田畑を売るほど無理をしてでも手に入れよ、という意味。転じて、生活や健康の基盤になるものには惜しまずお金や労力をかけるべきだという教え。由来
正確な初出年は不明。米飯と味噌汁を中心とする食生活が定着した中世末〜江戸時代以降、味噌が保存性の高い栄養源・調味料として重んじられたことから生まれた俗諺とされる。江戸期には「味噌は医者いらず」など、味噌の効用を説く言い回しが広く用いられた。備考
味噌を称える古い生活訓で、現代ではやや古風。文字どおり田畑を売る勧めではなく、健康や生活の基礎を軽んじるなという比喩。例文
- 祖母は「田畑売っても味噌買え」と言って、毎朝の味噌汁だけは欠かさなかった。
- 健康に直結する食費まで削るのはよくないよ。田畑売っても味噌買えというだろう。
- 高くても良い発酵食品を選ぶ母の考え方は、まさに田畑売っても味噌買えだ。
- 新生活で節約は大事だが、栄養のある食事には金をかけなさい。田畑売っても味噌買えだ。
- 彼は安い菓子ばかり買って食事を抜いているが、田畑売っても味噌買えの精神を少しは学ぶべきだ。
類義語
- 医者に金を払うよりも味噌屋に払え
- 味噌は医者いらず
- 命あっての物種
- 食は命の源
対義語
- 命より金
- 一文惜しみの百知らず