産屋の風邪は一生つく
読み方
うぶや の かぜ は いっしょう つく意味
生まれて間もないころ、または幼いころに身についた病弱さ・癖・習慣・性質などは、後々まで残って一生離れにくいというたとえ。特に、幼少期の影響の根深さを戒める意味で使われる。由来
成立年代は不詳。昔、出産のために設けた「産屋」で新生児や産婦が風邪をひくと、その弱りが一生残ると考えられた民間的な経験則・俗信に由来する。近世以前から口承で伝わったとみられるが、明確な初出年は確認されていない。備考
やや古風な表現で、日常会話ではあまり頻出しない。実際の病気について断定するより、幼少期の習慣や癖の比喩として用いるのが一般的。例文
- 子どものころの乱暴な言葉遣いは大人になっても抜けにくい。まさに産屋の風邪は一生つくだ。
- 幼い時期に身についた食習慣は変えるのが大変で、産屋の風邪は一生つくという言葉を思い出す。
- 新入社員の最初の指導をおろそかにすると、産屋の風邪は一生つくで、後から直すのに苦労する。
- 祖母は、子どもの寝冷えや生活習慣に厳しく、産屋の風邪は一生つくと言っていた。
- 最初に覚えたフォームの癖がなかなか抜けず、コーチに産屋の風邪は一生つくものだと注意された。
類義語
- 三つ子の魂百まで
- 雀百まで踊り忘れず
- 習い性となる
- 幼時の癖は抜けぬ
対義語
- 氏より育ち
- 人は変われる