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生まれながら貴き者なし

読み方

うまれながら たっとき もの なし

意味

人は生まれつき身分や価値が高いのではなく、学問・修養・努力・行いによって尊い人間になる、という意味。家柄や出生だけで人を評価せず、後天的な成長や人格形成を重んじる教え。

由来

正確な初出年は不明。中世の教訓書・往来物に見られる、学問や修養によって人は尊くなるという儒教的な教育観に由来するとされる。特に寺子屋教育が広まった江戸時代に、子どもを諭す格言として広く用いられた。

備考

やや古風で教訓的な表現。日常会話より、教育・訓話・文章で使われることが多い。「貴き」は古語的で「尊い」の意。

例文

  • 名家に生まれたからといって立派とは限らない。生まれながら貴き者なし、努力してこそ人は尊敬される。
  • 新人研修で部長は、生まれながら貴き者なしという言葉を引き、学び続ける姿勢の大切さを説いた。
  • 彼は家柄を自慢してばかりいるが、生まれながら貴き者なしというように、本人の行いが伴わなければ評価されない。
  • 貧しい家に育った彼女が多くの人に慕われる指導者になったのを見ると、生まれながら貴き者なしだと実感する。
  • 子どもには、生まれながら貴き者なしという考えを伝え、出自ではなく努力と人格を大切にしてほしい。

類義語

  • 氏より育ち
  • 玉磨かざれば光なし
  • 学ばざればすなわち老いて衰う
  • 人は学問によりて貴し
  • 生まれながらの長老なし

対義語

  • 氏より育ちとは限らない
  • 血筋がものを言う
  • 門地門閥がものを言う

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