生まれながらの長老なし
読み方
うまれながら の ちょうろう なし意味
人は生まれたときから知恵や経験、人格を備えた「長老」なのではなく、年を重ね、学び、失敗や経験を積むことで一人前になるという意味。才能だけでなく、時間と実践の積み重ねが大切だという教え。由来
正確な初出や成立年は不詳。長老は本来、年長で経験・徳のある人、また仏教で高僧や僧団の年長者を指す語。生まれた時から長老である者はいない、という当然の事実をたとえにして、知恵や人格は経験によって培われるという教訓になった。成立時期は不明だが、近世以前からの生活訓として伝わったと考えられる。備考
「長老」は単に老人ではなく、経験や徳を備えた年長者の意。若者を励ます文脈や、人材育成・教育の場面で使いやすい。やや古風で硬い表現。例文
- 新人の失敗を責めすぎてはいけない。生まれながらの長老なしで、経験を積めば必ず成長する。
- 最初から完璧なリーダーなどいないよ。生まれながらの長老なしと言うように、現場で学ぶことが大切だ。
- 彼は若いころ多くの失敗をしたが、それが今の判断力につながっている。まさに生まれながらの長老なしだ。
- 子どもに礼儀を教えるには時間がかかる。生まれながらの長老なしなのだから、根気よく導こう。
- 入社一年目でベテラン並みの仕事を求めるのは無理がある。生まれながらの長老なしというものだ。
類義語
- 亀の甲より年の功
- 老いたる馬は道を忘れず
- 経験は最良の師
- 習うより慣れよ
対義語
- 栴檀は双葉より芳し
- 氏より育ち