猫も茶を飲む
読み方
ねこ も ちゃ を のむ意味
本来そのようなことをしそうにない者が、似つかわしくないことや分不相応なことをするたとえ。多くは、普段の性格・身分・能力などに合わない気取った行動を、軽い皮肉やからかいを込めて言う。由来
猫は普通、人間のように茶をたしなむものではないため、その猫が茶を飲むという意外で滑稽な姿から、柄にもないことをする意味になったとされる。茶の習慣が庶民にも広まった江戸時代ごろの俗諺と考えられるが、初出年や確かな出典は未詳。備考
やや古風で、現代の日常会話ではあまり頻繁には使わない。相手を「柄に合わない」とからかう表現なので、目上の人や改まった場では避けるのが無難。例文
- 普段は本を読まない弟が急に哲学書を抱えていて、まさに猫も茶を飲むだと思った。
- 彼が高級ワインの味を得意げに語り出したので、友人たちは「猫も茶を飲むだな」と笑った。
- 入社したばかりの新人が社長に経営論を説くとは、猫も茶を飲むような話だ。
- 無骨な父が俳句教室に通い始めたと聞き、母は猫も茶を飲むねとからかった。
- 彼女を子ども扱いしていたが、茶会で堂々と挨拶する姿を見て、猫も茶を飲むなどと言った自分を恥じた。
類義語
- 柄にもない
- 分不相応
- 身の程知らず
- 似合わぬことをする
- 猿真似
対義語
- 分相応
- 身の丈に合う
- 相応のことをする