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猫の魚辞退

読み方

ねこ の うお じたい

意味

本当は欲しくてたまらないのに、うわべだけ遠慮したり辞退したりすること。魚が大好きな猫が魚を断るはずがない、というたとえから、辞退の言葉が本心ではないと見抜く場合に使う。

由来

猫は魚を好むものだという日本の生活感覚・俗信に基づくたとえ。正確な初出年は不明だが、近世(江戸時代ごろ)に広まった俗諺・譬喩表現の一つと考えられる。「魚」は古くは「うお」と読む。

備考

やや古風で、日常会話では多くない表現。相手の遠慮を「本心ではない」と見る言い方なので、直接本人に使うと皮肉に響くことがある。

例文

  • 彼がその昇進話を断るなんて、猫の魚辞退で、本当は受けたいに決まっている。
  • 甘い物好きの姉がケーキをいらないと言ったが、あれは猫の魚辞退だろう。
  • 新車を貸そうかと言われて遠慮していた彼も、顔は完全に猫の魚辞退だった。
  • 報酬はいりませんと言っているが、あの態度を見ると猫の魚辞退にしか見えない。
  • 人気のチケットを譲ると言われて彼女は一度断ったが、猫の魚辞退で、結局すぐにもらっていた。

類義語

  • 口先だけの遠慮
  • 空辞儀
  • 見え透いた辞退
  • 欲しくてたまらない
  • 猫に鰹節

対義語

  • 願ったり叶ったり
  • 渡りに船
  • 二つ返事

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