狭き門より入れ
読み方
せまき もん より はいれ意味
安易で楽な道ではなく、困難で厳しい道をあえて選びなさいという意味。特に、正しい生き方や救い、真理に至る道は狭く入りにくいが、価値あるものは苦難や努力を伴うという教えを表す。現代では、入学・就職などの競争が激しい難関を指す「狭き門」の形でも使われる。由来
新約聖書「マタイによる福音書」7章13節のイエスの言葉「狭き門より入れ」に由来する。原典は1世紀ごろ成立したギリシア語福音書で、日本語では明治時代の聖書翻訳を通じて広まり、1917年の大正改訳(文語訳聖書)などで定着した表現である。備考
聖書由来の成句。日常では全文より「狭き門」として、競争率の高い学校・会社・資格などを指す用法が特に一般的。例文
- 医師になる道は狭き門より入れと言えるほど厳しいが、彼女は努力を続けている。
- 楽な仕事ばかり選ばず、狭き門より入れの精神で難しい課題に挑戦したい。
- その大学院は合格者が少なく、まさに狭き門より入れだ。
- 父は、若いうちは狭き門より入れと考え、あえて苦労の多い職場を選んだ。
- 社会に役立つ研究をしたいなら、狭き門より入れの覚悟が必要だ。
類義語
- 艱難汝を玉にす
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず
- 苦難は人を鍛える
対義語
- 広き門より入る
- 易きに流れる
- 安きに就く