犬一代に狸一匹
読み方
いぬ いちだい に たぬき いっぴき意味
犬が一生のうちに狸を一匹捕まえるほど、めったにないことのたとえ。特に、普通は大きな成果を上げる機会の少ない者にも、一生に一度くらいは大手柄や幸運が訪れる、という意味で使われる。由来
猟犬であっても、すばしこく用心深い狸を捕らえるのは容易ではなく、一生に一匹捕まえられれば大したものだ、という生活感覚から生まれた言い回し。正確な成立年は不明だが、近世以降の庶民生活・狩猟文化を背景にしたことわざと考えられる。備考
古風で現在の日常会話ではあまり多用されない。幸運や大手柄をやや大げさに評する表現で、動物を用いた素朴なことわざ。例文
- 無名の新人が大賞を取るとは、まさに犬一代に狸一匹の快挙だ。
- この商談を逃したら次はない。犬一代に狸一匹と思って全力で臨もう。
- 彼があの難しい試験に一発で合格するなんて、犬一代に狸一匹だね。
- 小さな町工場が世界的企業から注文を受けたのは、犬一代に狸一匹の好機だった。
- 人生には犬一代に狸一匹のような巡り合わせがあるから、準備だけは怠らない方がいい。
類義語
- 千載一遇
- 一世一代
- 一生一度
- またとない機会
- 後にも先にもない好機
対義語
- 日常茶飯事
- ありふれたこと
- 掃いて捨てるほどある
- いつものこと