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犬に肴の番

読み方

いぬ に さかな の ばん

意味

その人が欲しがったり手を出したりしそうな物の番や管理を、当の本人に任せることのたとえ。誘惑に負ける可能性が高く、任せるのが非常に危険で不適切だという意味で使う。

由来

犬に魚や酒の肴を見張らせれば、番をするどころか食べてしまうだろう、という日常の観察から生まれたたとえ。具体的な初出や成立年は未詳だが、近世(江戸時代)以降の俚諺・生活語に由来すると考えられる。

備考

「猫に鰹節」とほぼ同義。相手を強く非難する響きがあるため、目上の人や公的な場では婉曲に言い換える方が無難。

例文

  • お菓子が大好きな弟にケーキの見張りを頼むなんて、犬に肴の番だよ。
  • 経費を私的に使った前例のある人に会計を任せるのは、犬に肴の番と言わざるを得ない。
  • ゲーム好きの子どもに、親の留守中だけゲーム機を預けるのは犬に肴の番だ。
  • 在庫を勝手に持ち出した社員に倉庫管理をさせるなんて、まさに犬に肴の番だ。
  • 甘い物に目がない彼女にデザートの盛り付けを一人で頼んだら、犬に肴の番になりかねない。

類義語

  • 猫に鰹節
  • 盗人に鍵を預ける
  • 盗人に追い銭
  • 虎に肉を預ける

対義語

  • 適材適所
  • 餅は餅屋
  • 人を見て法を説け

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