牛も千里馬も千里
読み方
うし も せんり うま も せんり意味
歩みの遅い牛でも、速い馬でも、進み続ければ同じ千里の道を行くことができるという意味。能力や速さに差があっても、根気よく努力すれば目的地や成果に到達できる、また早い遅いはあっても行き着くところは同じだ、というたとえ。由来
牛は歩みの遅い動物、馬は速く走る動物として古くから対比されてきた。農耕・運搬・旅に牛馬が身近だった時代の生活感覚から、「どちらも進めば千里に至る」という比喩が生まれたと考えられる。成立時期・初出年は不詳だが、近世、特に江戸時代には俚諺として広まっていたとみられる。備考
努力や継続を励ます場面で使う。相手を「遅い牛」にたとえる響きもあるため、本人に直接言うときは言い方に配慮したい。例文
- 彼は覚えるのが遅いが、毎日欠かさず練習している。牛も千里馬も千里で、いずれ必ず上達するだろう。
- 同期より昇進が遅れて焦っていたが、牛も千里馬も千里、自分のペースで実績を積めばよいと思い直した。
- 最初から才能の差を気にしすぎる必要はない。牛も千里馬も千里で、続けた人が最後には目標に届く。
- 派手な成果はまだ出ていないが、地道な研究を積み重ねている。牛も千里馬も千里という言葉どおりだ。
- 子どもに『友だちより遅くても大丈夫。牛も千里馬も千里だから、毎日少しずつ進もう』と声をかけた。
類義語
- 雨垂れ石を穿つ
- 千里の道も一歩から
- 継続は力なり
- 駑馬十駕
- 蟻の歩みも千里
対義語
- 早い者勝ち
- 先んずれば人を制す
- 巧遅は拙速に如かず