牛の角を蜂が刺す
読み方
うし の つの を はち が さす意味
牛の硬い角を蜂が刺しても牛にはほとんど痛みがないことから、少しばかりの攻撃・非難・損害などでは相手にまったくこたえない、何の影響も与えないというたとえ。由来
牛の角は硬く、蜂が刺しても痛みが伝わりにくいという観察にもとづくたとえ。成立年代ははっきりしないが、近世以降の口承的な動物譬喩として定着したものと考えられる。正確な初出年は不明。備考
やや古風な言い回し。人や組織が鈍感・強大で小さな働きかけが効かない場面に使う。相手を皮肉る響きが出ることもある。例文
- あの大企業にとって、この程度の損失は牛の角を蜂が刺すようなものだ。
- 彼は批判に慣れているので、少し悪口を言われても牛の角を蜂が刺すで平然としている。
- 資金力のある相手には、こちらの小さな値下げ作戦など牛の角を蜂が刺すにすぎない。
- 先生に軽く注意されたくらいでは、あの子には牛の角を蜂が刺すようで、態度は変わらなかった。
- 多少の反対意見をぶつけても、社長には牛の角を蜂が刺すで、方針はまったく揺らがなかった。
類義語
- 蛙の面に水
- 馬の耳に念仏
- 犬に論語
- 糠に釘
- 暖簾に腕押し
- 痛くも痒くもない
対義語
- 蟻の穴から堤も崩れる
- 小事が大事
- 一寸の虫にも五分の魂