牛の小便と親の意見は長くて効かぬ
読み方
うし の しょうべん と おや の いけん は ながくて きかぬ意味
牛の小便がだらだらと長いだけで役に立たないことにたとえ、親の説教や忠告も長々と続くわりには、子どもにはなかなか効き目がないという意味。長い説諭が相手に響かず、実効を伴わないことを皮肉っていう。由来
牛は排尿の時間が長いとされ、その様子を、長々しい親の説教に見立てた俗諺。農耕社会で牛が身近だった時代に生まれた表現と考えられるが、成立した正確な年代は不明。近世以降の口承・俚諺として広まったとみられる。備考
やや俗っぽく古風な言い回しで、「小便」を含むため改まった場では避ける。親の忠告自体を否定するというより、長い説教の効きにくさを皮肉る表現。例文
- 父は一時間も説教したが、弟は翌日また同じ失敗をした。まさに牛の小便と親の意見は長くて効かぬだ。
- 部長の訓示は長かったが、誰も行動を変えなかったので、牛の小便と親の意見は長くて効かぬと思ってしまった。
- いくら毎晩注意してもゲームをやめない息子を見ると、牛の小便と親の意見は長くて効かぬという言葉が身にしみる。
- 長々と注意するより、短く具体的に伝えたほうがいい。牛の小便と親の意見は長くて効かぬになってしまうからだ。
- 祖母は笑いながら、『そんなに説教しても、牛の小便と親の意見は長くて効かぬよ』と母をたしなめた。
類義語
- 親の意見と牛の小便は長いばかりで効き目がない
- 馬の耳に念仏
- 犬に論語
- 糠に釘
- 暖簾に腕押し
対義語
- 親の意見と冷や酒は後で効く
- 親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない