焼き餅は遠火で焼け
読み方
やきもち は とおび で やけ意味
嫉妬やねたみは、強く露骨に表すとかえって相手に嫌がられたり関係を損ねたりするので、控えめに穏やかに示すのがよい、という意味。餅は近火で焼くと焦げやすく、遠火でじっくり焼くとうまく焼けることにたとえた言葉。由来
「焼き餅」は食べ物の餅を焼くことと、嫉妬することを掛けた表現。餅は火に近づけすぎると表面だけ焦げるため、遠火でゆっくり焼くのがよいという生活上の知恵から生まれた。成立時期は不詳だが、近世以降、少なくとも江戸時代ごろには口承の教訓として広まったと考えられる。備考
「焼き餅」は嫉妬の俗な言い方。恋愛関係で使うことが多く、やや古風で教訓的な響きがある。強い嫉妬を正当化する言葉ではない。例文
- 彼が同僚の女性と話しているだけで怒るなんて、焼き餅は遠火で焼けだよ。
- 少しの嫉妬はかわいいけれど、責め立てるのは逆効果だ。焼き餅は遠火で焼けというだろう。
- 恋人の予定を全部確認したがる妹に、母は「焼き餅は遠火で焼け」とたしなめた。
- 相手の気を引きたいなら、感情をぶつけすぎないことだ。焼き餅は遠火で焼けというものだよ。
- 彼女は不安を感じても問い詰めず、冗談めかして伝えた。まさに焼き餅は遠火で焼けだ。
類義語
- 焼き餅焼くとも手を焼くな
- 嫉妬もほどほどに
- 過ぎたるは猶及ばざるが如し
- 遠火の強火
対義語
- 嫉妬をむき出しにする
- 焼き餅を焼きすぎる
- 露骨にやきもちを焼く