無いが意見の総じまい
読み方
ない が いけん の そうじまい意味
いくら忠告しても聞かない人でも、金や物がなくなれば、したくてもできなくなり、道楽や浪費は自然に終わるということ。つまり「無い」という状態こそが、最も強い戒め・忠告になるという意味。由来
成立時期や初出は不詳。「意見」はここでは忠告・説教の意、「総じまい(総仕舞い)」はすべて終わりにすること。金や手段が尽きれば遊興や浪費もやめざるを得ない、という近世以降の庶民的な教訓表現と考えられる。備考
やや古風で、現代の日常会話ではあまり頻出しない表現。「意見」は現代語の「考え」ではなく「忠告・説教」の意味で使われている点に注意。例文
- 何度注意しても課金をやめなかった弟だが、口座が空になって、まさに無いが意見の総じまいだ。
- 飲み歩きを控えろと言っても聞かなかった彼も、給料日前には無いが意見の総じまいで家にいるしかない。
- 父は道楽をやめなかったが、退職して収入が減ると、無いが意見の総じまいとなった。
- 浪費家の友人には説教より予算管理をさせたほうがいい。無いが意見の総じまいというものだ。
- 旅行に行きたい気持ちはあるが、貯金が底をついたので無いが意見の総じまいで、今回は諦めた。
類義語
- 無い袖は振れぬ
- 貧すれば鈍する
- 金がなければ遊びはやむ
- 財布が空なら道楽も終わり
対義語
- 金の切れ目が縁の切れ目
- 無ければ無いで済ませる