添わぬうちが花
読み方
そわぬ うち が はな意味
恋愛や夫婦関係では、まだ一緒にならず、思いを寄せ合っている時期こそが最も美しく楽しいものだということ。実際に結ばれて生活を共にすると、理想や憧れが薄れ、現実の欠点や苦労が見えてくるという意味を含む。由来
成立年・初出は不詳。「添う」は夫婦になる、連れ添うという意味で、婚姻前の恋慕や期待を「花」、すなわち美しく盛んなものにたとえた表現。江戸時代以降の庶民的な恋愛・婚姻観の中で用いられるようになったと考えられるが、正確な時期は確認されていない。備考
やや古風で、恋愛・結婚を皮肉に見る表現。相手の前で直接使うと冷淡・悲観的に聞こえることがある。例文
- 彼と結婚すれば毎日楽しいと思っていたが、添わぬうちが花だったのかもしれない。
- 遠距離恋愛のころは互いを理想化していたので、まさに添わぬうちが花だった。
- 同棲を始めてから相手のだらしなさが見え、添わぬうちが花という言葉を思い出した。
- 周囲は二人を祝福しているが、本人たちは添わぬうちが花で、今の距離感がちょうどいいと言っている。
- 憧れの人と付き合えた途端に気持ちが冷めることもあり、添わぬうちが花とはよく言ったものだ。
類義語
- 待つうちが花
- 見ぬが花
- 逢わぬが花
- 言わぬが花
対義語
- 百聞は一見に如かず
- 案ずるより産むが易し