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淵に臨みて魚を羨むは退いて網を結ぶに如かず

読み方

ふち に のぞみて うお を うらやむ は しりぞいて あみ を むすぶ に しかず

意味

淵のそばに立って魚を欲しがったり、人が魚を得るのをうらやんだりしているだけでは何も得られない。いったん退いて網を作るほうがよいという意味。望みをかなえるには、ただ憧れたり不満を言ったりするより、必要な準備をして具体的に行動すべきだという教え。

由来

中国前漢の儒者・董仲舒の言葉として伝わり、『漢書』董仲舒伝に見える「臨淵羨魚、不如退而結網」に由来する。『漢書』は後漢の班固らにより1世紀後半から2世紀初めごろ成立。水辺で魚を欲しがる比喩から、政治や学問における実践・準備の重要さを説いた句とされる。

備考

漢文訓読調の硬い表現で、日常会話より文章・スピーチ・教訓的な文脈で使われる。単に「うらやむな」ではなく、準備と実行を促す含みが強い。

例文

  • 起業家の成功談を読んでうらやむだけではだめだ。淵に臨みて魚を羨むは退いて網を結ぶに如かずで、まず事業計画を作ろう。
  • 英語を話せる友人を見て落ち込むより、毎日音読を続けるべきだ。淵に臨みて魚を羨むは退いて網を結ぶに如かずというものだ。
  • 資格を持つ同僚を羨んでいるだけでは昇進できない。淵に臨みて魚を羨むは退いて網を結ぶに如かず、今日から勉強を始めよう。
  • 投資で利益を出した人を見て焦る前に、知識を身につけてリスクを調べなさい。淵に臨みて魚を羨むは退いて網を結ぶに如かずだ。
  • 人気作家になりたいなら、受賞者を妬むより原稿を書き続けることだ。まさに淵に臨みて魚を羨むは退いて網を結ぶに如かずである。

類義語

  • 蒔かぬ種は生えぬ
  • 虎穴に入らずんば虎子を得ず
  • 求めよ、さらば与えられん
  • 百里の道も一歩から

対義語

  • 果報は寝て待て
  • 棚から牡丹餅
  • 座して待つ

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