海魚腹から川魚背から
読み方
うみうお はら から かわうお せ から意味
魚を焼くとき、海の魚は腹側から、川の魚は背側から火に当てるとよいという料理上の心得。海魚は腹に脂が多く、川魚は背のほうが味がよい、または形よく焼けるという経験則を表す。由来
正確な初出年は不詳。炭火や囲炉裏で魚を串焼きにしていた日本の調理習慣から生まれた口伝とされる。近世、特に江戸時代以降に料理人や家庭の間で広まったと考えられ、「海腹川背」と縮めて言う形もある。備考
料理上の経験則で、人生訓としてはあまり使わない。魚種・切り身・調理器具により最適な焼き方は変わる。例文
- 祖母は「海魚腹から川魚背から」と言って、鯛を腹側から火に当てた。
- 鮎を焼くなら、海魚腹から川魚背からで、まず背のほうをしっかり焼くといいらしい。
- 料理教室で、焼き魚の基本として海魚腹から川魚背からという言葉を習った。
- 初めて岩魚を串に刺す私に、父は「海魚腹から川魚背からだ」と教えてくれた。
- 現代のグリルでは必ずしも同じとは限らないが、海魚腹から川魚背からは昔ながらの調理の知恵だ。
類義語
- 海魚は腹から川魚は背から
- 海の魚は腹から川の魚は背から
- 海腹川背